【目黒区】運転免許を自主返納するには?手続き場所・必要書類・返納後の移動手段を解説

運転免許の返納を考え始めると、手続きの方法だけでなく、「返納したあとは、どうやって買い物や通院をするのか」が気になるのではないでしょうか。

目黒区には坂道の多い地域もあり、駅やバス停までの距離、普段利用する店や病院の場所によって、車を手放したあとの移動方法が変わります。返納の手続きと、返納後の暮らしを一緒に考えることが大切です。

地域情報メディア『めぐろデイズ』のエリア担当ライター、コウです。中目黒や自由が丘の周辺を歩くなかで、同じ距離でも坂道や荷物の量、時間帯によって移動の負担が変わると感じています。

この記事では、2026年7月時点の警視庁や目黒区などの公式案内をもとに、運転免許を自主返納できる場所、必要書類、運転経歴証明書、返納後に利用を検討できる交通手段を整理します。

目次

運転免許を返納する前に考えておきたいこと

運転免許を自主返納すると、その時点から車やバイクを運転できなくなります。手続きを決める前に、普段どのような場面で車を使っているかを整理しておきましょう。

特に確認しておきたいのは、買い物、通院、仕事、家族の送迎、趣味や外出など、定期的に車で移動している場所です。利用する頻度と、車以外の移動方法を並べてみると、返納後に困りそうな場面が見つかりやすくなります。

  • 日常の買い物に行く場所
  • 定期的に通っている病院
  • 家族の送迎で利用する経路
  • 仕事や趣味で出かける場所
  • 免許証を本人確認書類として使っている場面

返納するか迷っている段階では、まず車を使わずに一日過ごしてみる方法もあります。買い物や通院の経路を徒歩やバスで移動してみると、時刻表だけでは分からない坂道や待ち時間、乗り換えの負担を確認できます。

返納前に、車を使わない一日を試してみる方法もあります

目黒区で運転免許を自主返納できる場所

東京都内に住所があり、有効期間内の運転免許証またはマイナ免許証を持っている人は、都内の運転免許試験場、運転免許更新センター、警察署で自主返納を申請できます。

目黒区内では、目黒警察署または碑文谷警察署で手続きできます。返納だけを行うのか、運転経歴証明書も同時に申請するのかによって必要なものが変わります。運転経歴証明書については、後の項目で説明します。

目黒警察署

電話:03-3710-0110

碑文谷警察署

電話:03-3794-0110

警察署の受付時間

平日の午前8時30分から午後4時30分まで

受付していない日

土曜日、日曜日、祝休日、12月29日から1月3日

免許証やマイナ免許証を紛失して手元にない場合は、警察署ではなく、府中・鮫洲・江東の運転免許試験場での手続きになります。

自主返納すると運転できなくなる

運転免許を自主返納すると、運転免許は取り消されます。返納後は、運転経歴証明書を持っていても車やバイクを運転できません。

返納した免許を簡単に元へ戻す手続きもありません。再び運転するには、原則として適性試験、学科試験、技能試験を受け、改めて運転免許を取得する必要があります。

返納したあとは運転できないため、手続き当日は帰りの移動方法まで決めておきましょう。

警察署へは、電車やバス、タクシー、家族の送迎などを利用すると安心です。車で向かう場合は、返納後に本人が運転して帰れないため、別の運転者を確保する必要があります。

自主返納に必要なものと手数料

運転経歴証明書を申請せず、自主返納だけを行う場合は、現在持っている運転免許証またはマイナ免許証を持参します。両方を持つ「2枚持ち」の場合は、両方が必要です。

自主返納だけであれば、手数料はかかりません。

免許証に記載された住所と現在の住所が異なる場合は、住民票の写し、マイナンバーカード、資格確認書、消印のある郵便物など、現在の住所を確認できる書類も必要です。

  • 運転免許証またはマイナ免許証
  • 2枚持ちの場合は両方
  • 住所が異なる場合は現住所を確認できる書類
  • 運転経歴証明書を同時申請する場合は申請用写真1枚
  • 運転経歴証明書などの交付手数料

外国籍の人や、免許証を紛失している人などは、必要書類や受付場所が異なる場合があります。自分の状況に合った警視庁の案内を確認してください。

運転経歴証明書を申請するか決める

運転経歴証明書は、運転免許証と同じ大きさのカードです。本人確認書類として利用できますが、すべての金融機関や事業者が対応しているとは限りません。

これまで免許証を銀行口座、携帯電話、賃貸契約などの本人確認に使っていた場合は、運転経歴証明書を利用できるか、マイナンバーカードなど別の書類が必要かを確認しておきましょう。

運転経歴証明書は、自主返納と同時に申請できます。返納時に申し込まなかった場合でも、返納した日から5年以内であれば後日申請できます。

2025年3月からは、マイナンバーカードに運転経歴情報を記録する「マイナ経歴証明書」も選べるようになっています。

運転経歴証明書のみ

1,150円

マイナ経歴証明書のみ

900円

両方を持つ場合

1,250円

運転経歴証明書を受け取れる時期

運転経歴証明書を申請する場所によって、受け取れる時期が異なります。

目黒警察署や碑文谷警察署などの警察署、運転免許更新センターで申請した場合は、運転経歴証明書の受け取りまで2週間程度かかります。警察署では、持参した申請用写真が証明書に使用されます。

府中・鮫洲・江東の運転免許試験場では、運転経歴証明書やマイナ経歴証明書を即日交付しています。ただし、証明書の作成には時間がかかるため、時間に余裕を持って向かいましょう。

警察署・運転免許更新センター

交付まで2週間程度。受付は平日の午前8時30分から午後4時30分までです。

運転免許試験場

即日交付。平日に加えて日曜日も受け付けています。

近くの警察署で手続きをするか、試験場でその日のうちに受け取るかは、移動の負担と証明書が必要になる時期を比べて選びましょう。

返納後の移動手段を考えるポイント

返納後の移動を考えるときは、駅やバス停までの距離だけでなく、途中の坂道、横断歩道、休憩できる場所、夜間の明るさも確認しておきたいところです。

普段、車で行っているスーパーや病院まで、返納前に一度、徒歩やバスで移動してみましょう。地図や時刻表では近く見えても、乗り換えや待ち時間、坂道の有無、荷物を持って歩く負担などは、実際に移動してみないと分からないことがあります。

  • 駅やバス停までの距離と坂道
  • 買い物や通院に使うバスの本数
  • 雨の日や荷物が多い日の移動方法
  • 家族が送迎できる曜日と時間帯
  • タクシーを利用した場合の費用
  • 食料品や日用品の宅配サービス

すべての移動を徒歩やバスだけで済ませる必要はありません。普段の買い物は宅配、近所への外出は徒歩、通院にはタクシーを使うなど、目的に合わせて移動手段を組み合わせると、返納後の生活にも取り入れやすくなります。

目黒区で利用を検討できる交通制度

交通制度のなかには、運転免許を返納した人だけを対象とするものと、年齢や住所などを条件とするものがあります。それぞれ利用条件が異なるため、申請前に公式案内を確認しましょう。

東京都シルバーパス

東京都に住民登録がある満70歳以上の人は、都内の対象となる民営バスや都営交通で利用できる「東京都シルバーパス」を購入できます。

自主返納した人だけを対象とする制度ではなく、所得などによって購入費用や必要書類が異なります。利用できる交通機関や路線とあわせて、申込前に最新の公式案内を確認してください。

さんまバスの高齢者割引

目黒区東部では、目黒区総合庁舎と目黒駅方面を結ぶ地域交通バス「さんまバス」が運行されています。

さんまバスでは、70歳以上の人を対象に、普通運賃が半額になる高齢者割引証を発行しています。対象は目黒区民に限らず、申請時点で70歳以上の人です。

割引証は、目黒区総合庁舎の窓口、郵送、ウェブサイトから申請できます。ただし、東京都シルバーパスはさんまバスでは利用できないため注意してください。

自主返納サポート協議会の特典

運転経歴証明書やマイナ経歴証明書を提示すると、警視庁の高齢者運転免許自主返納サポート協議会に加盟する事業者から、タクシーや買い物などの特典を受けられる場合があります。

特典は原則として65歳以上が対象で、内容や利用条件は事業者ごとに異なります。利用前に各事業者へ確認しましょう。

返納について家族と話し合うときのポイント

本人が返納を考えていても、家族がいつでも送迎できるとは限りません。反対に、家族が返納を勧めていても、本人が買い物や通院に困る可能性があります。

話し合うときは、「運転を続けるか、やめるか」だけで決めるのではなく、生活の場面ごとに代わりの移動手段を考えましょう。

  • 病院へは誰がどのように付き添うか
  • 食料品や日用品はどこで購入するか
  • 家族が送迎できる曜日と回数
  • タクシーや宅配にかかる費用
  • 趣味や友人との外出をどう続けるか

家族に送迎を頼む場合は、仕事や予定、移動にかかる時間も一緒に書き出してみましょう。送迎できる曜日や時間帯を整理しておくと、本人や家族のどちらか一方に負担が偏るのを防ぎやすくなります。

返納を迷っている場合は、運転する時間帯や場所を見直す方法のほか、衝突被害軽減ブレーキ(自動ブレーキ)やペダル踏み間違い時加速抑制装置などの安全運転支援機能を備えた車だけを運転できる「サポートカー限定条件付免許」について警察へ相談する方法もあります。判断に迷うときは、警視庁の運転適性相談窓口を利用してください。

自主返納の前に確認する手順

手続き場所、受付時間、手数料、交通制度は変更される可能性があります。返納する日を決める前に、警視庁や目黒区の公式情報を確認しましょう。

STEP
車を使っている場面を書き出す

買い物、通院、仕事、家族の送迎など、日常的に車で行く場所を整理します。

STEP
返納後の移動方法を試す

徒歩、バス、タクシーなどを使い、普段利用する店や病院まで一度移動してみます。

STEP
運転経歴証明書を申請するか決める

本人確認書類として必要か、利用予定の金融機関や事業者で使えるかを確認します。

STEP
手続き場所と帰りの移動を決める

警察署、更新センター、試験場から利用しやすい場所を選び、返納後の帰宅方法も決めます。

STEP
必要書類と受付時間を確認する

免許証、住所確認書類、申請用写真、手数料などを公式案内で確認します。

運転免許を自主返納するときのまとめ

運転免許の自主返納は、目黒警察署や碑文谷警察署をはじめ、都内の警察署、運転免許更新センター、運転免許試験場で手続きできます。自主返納だけであれば、手数料はかかりません。

運転経歴証明書を同時に申請する場合は、必要な写真や手数料を確認します。警察署で申請すると交付まで2週間程度かかるため、すぐに必要な場合は運転免許試験場での手続きも検討してください。

返納後は車やバイクを運転できません。手続きの日だけでなく、その後の買い物や通院、家族の用事をどのように続けるかまで考えておくことが大切です。

まずは普段車で行っている場所を三つ書き出し、徒歩、バス、タクシー、宅配、家族の送迎など、代わりの方法を一つずつ確認してみましょう。

情報は更新時点のものです。最新情報は公式サイトもあわせてご確認ください。

この記事を書いた人

「めぐろデイズ」ライター・コウ

目黒区在住のコウです。地域情報メディア『めぐろデイズ』で、地元の気になる情報を発信しています。

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