ベビーカーを購入するとき、「目黒区に購入費を助成してもらえる制度はあるのか」「東京都の支援も利用できるのか」と気になる方もいるのではないでしょうか。
地域情報メディア『めぐろデイズ』のエリア担当ライター、コウです。子育てに関する支援は種類が多く、制度の名称も変わることがあるため、何に使える支援なのかを一つずつ確認することが大切です。
この記事では、2026年8月時点の公式情報をもとに、目黒区でベビーカーを購入するときに確認したい支援制度を紹介します。ベビーカー専用の助成の有無だけでなく、育児用品の購入に充てられる給付やギフトについても整理しました。
目黒区にベビーカー専用の購入助成はある?
2026年8月時点では、目黒区の公式サイトに、ベビーカーの購入費だけを対象とした常設の助成制度は掲載されていません。
ただし、目黒区や東京都には、妊娠・出産・子育てに伴う負担を軽くするための給付やギフトがあります。現金で受け取れる制度もあるため、その一部をベビーカーの購入費に充てることは可能です。

専用の助成がなくても、ベビーカーの購入に充てられる給付があります
最初に押さえておきたいポイント
- 目黒区には、ベビーカーだけを対象とした常設の購入助成は見当たらない
- 妊婦支援給付金は、現金または電子クーポンで受け取れる
- 東京都の「赤ちゃんファースト」では、育児用品などを選べる
- 制度によって対象者、申請方法、利用期限が異なる
ベビーカーの購入に充てられる主な支援
ベビーカー専用の助成がなくても、妊娠中や出産後に受け取れる給付を購入費に充てられる場合があります。目黒区に住んでいる方が確認したい主な制度は、次のとおりです。
| 制度 | 支援内容 | ベビーカーへの利用 |
|---|---|---|
| 妊婦のための支援給付 | 妊娠時に5万円分、出産後に子ども1人あたり5万円分 | 現金を選べば購入費に充てられる。電子クーポンは対象商品・利用先の確認が必要 |
| ゆりかご・めぐろ | 対象者に育児パッケージとして1万円分のギフトカード | ギフトカードの対象商品・利用先による |
| 赤ちゃんファースト | 育児用品や子育て支援サービスなどを選べるギフト | 専用サイトにベビーカーが掲載されていれば選択可能 |
| 新生児誕生祝金 | 新生児1人につき2万円 | 現金のため購入費に充てられる |
給付を受け取ったからといって、ベビーカーを購入しなければならないわけではありません。おむつ、ベビー服、寝具など、家庭で必要なものに振り分けることができます。
妊婦のための支援給付
目黒区では、妊娠期からの切れ目のない支援として「妊婦のための支援給付」を実施しています。
- 1回目:妊娠時
-
妊婦1人につき5万円分が給付されます。
- 2回目:出産後
-
妊娠していた子どもの人数に応じて、子ども1人につき5万円分が給付されます。
2026年4月1日からは、現金による口座振込と、ギフトカードによる電子クーポンのどちらかを選べるようになりました。
現金を選んだ場合は、ベビーカーを含め、必要な育児用品の購入費に充てられます。電子クーポンを選ぶ場合は、利用できる店舗や商品が決まっているため、申し込む前に内容を確認しましょう。



電子クーポンを選ぶ前に、ベビーカーが対象商品に含まれているか確認しましょう
妊娠時の給付は、妊娠届を提出した後に「ゆりかご・めぐろ」の面接を受けて申請します。出産後の給付は、赤ちゃん訪問の際に渡される案内から申請します。
詳しい対象条件や申請方法は、目黒区公式サイトの「妊婦のための支援給付」で確認できます。
ゆりかご・めぐろの育児パッケージ
「ゆりかご・めぐろ」は、助産師や保健師、看護師に妊娠・出産・子育てについて相談できる妊婦面接です。
面接日に目黒区に住民登録があり、一定の条件を満たす妊婦が目黒区で初めて面接を受けると、育児パッケージとして1万円分のギフトカードを受け取れます。妊婦支援給付金の申請案内も、この面接で渡されます。
面接は予約制です。地域保健課または、こども家庭センターで実施され、来所が難しい方にはオンライン相談も用意されています。
対象者、持ち物、予約方法については、目黒区公式サイトの「ゆりかご・めぐろ(妊婦面接)」をご覧ください。
東京都の「赤ちゃんファースト」も確認しよう
東京都では、子どもが生まれた家庭を対象に「赤ちゃんファースト」を実施しています。専用サイトに掲載された育児用品や子育て支援サービスなどから、必要なものを選べる制度です。
2026年1月1日から2027年3月31日までに生まれ、出生日時点で東京都内に住所がある子どもの養育者には、通常の10万円相当に「赤ちゃんファースト+(プラス)」の3万円相当を加えた、合計13万円相当の支援が案内されています。
ベビーカーについては、希望する商品が専用サイトの商品一覧に掲載されているかを確認してください。一般の店舗で購入したベビーカーの代金が、後から現金で払い戻される制度ではありません。



お店で先に購入するのではなく、専用サイトの商品一覧から選ぶ仕組みです
対象者や登録期限は出生時期によって異なります。最新情報は、東京都福祉局の「東京都出産・子育て応援事業~赤ちゃんファースト~」で確認してください。
目黒区の新生児誕生祝金
目黒区では、出生通知票を提出した世帯を対象に、新生児1人につき2万円の新生児誕生祝金を支給しています。
用途がベビーカーに限定された給付ではありませんが、現金で支給されるため、ベビーカーやチャイルドシート、おむつなど、出産後に必要となるものの購入に充てられます。
赤ちゃんが生まれたら、オンラインで出生通知票を提出します。そのまま新生児誕生祝金の申請に進むことができます。
1歳ごろに受け取れるオンラインギフトもある
目黒区では、1歳の子どもを育てている家庭を対象に「ファーストバースデーサポート事業」も実施しています。
1歳の誕生日時点で目黒区に住民登録がある子どもの家庭に、1歳2か月ごろを目安として案内が郵送されます。受け取れるオンラインギフトの金額は、対象となる子どもが第何子かによって異なります。
| 対象となる子ども | オンラインギフト |
|---|---|
| 第1子 | 6万円分 |
| 第2子 | 7万円分 |
| 第3子以降 | 8万円分 |
育児用品のほか、商品購入時に利用できる電子クーポンなどから選べます。ただし、案内が届くのは1歳を過ぎてからです。出産前や出産直後にベビーカーを購入する予定なら、このギフトを待たずに予算を考える必要があります。
詳細は、目黒区公式サイトの「ファーストバースデーサポート事業」で確認できます。
東京都の「018サポート」も家計に活用できる
東京都の「018(ゼロイチハチ)サポート」は、都内に住む18歳以下の子どもを対象に、1人あたり月額5,000円、年額最大6万円を支給する制度です。所得制限はありません。
ベビーカー専用の助成ではありませんが、子育てにかかる費用を広く支える現金給付です。すでに申請・受給している場合は、原則として毎年度申請し直す必要はありません。新たに子どもが生まれた場合や東京都へ転入した場合などは、申請が必要になることがあります。
申請の要否や支給時期は、東京都福祉局の「018サポート」で確認してください。
ベビーカーを選ぶ前に確認したいこと
ギフトや電子クーポンをベビーカーに利用したい場合は、商品を決める前に対象条件を確認しましょう。
- ベビーカーが対象商品に含まれているか
- 希望するメーカーやモデルを選べるか
- 店舗で使うクーポンか、専用サイトで商品と交換する形式か
- ポイントやクーポンに有効期限があるか
- 不足分をクレジットカードなどで支払えるか
- 転入・転出した場合も対象になるか
赤ちゃんファーストのように専用サイトから商品を選ぶ制度では、一般の店舗で購入した商品の領収書を提出して、代金の払い戻しを受けることはできません。
先にベビーカーを購入するのではなく、利用できる制度と受け取り方法を確認してから商品を選ぶと安心です。
他の自治体の助成制度と混同しないようにする
インターネットで検索すると、ベビーカーや抱っこひもの購入費・レンタル費を助成している自治体の情報が見つかることがあります。
ただし、助成制度は住民登録のある自治体ごとに異なります。他の区に制度があっても、目黒区民が利用できるとは限りません。「東京都内の制度だから使える」と判断せず、対象となる住所、子どもの年齢、購入日、申請期限を確認してください。
また、検索結果には受付が終了した制度や、古い制度名が表示されることもあります。最終的には、目黒区や東京都の公式サイトに掲載されている最新情報を確認しましょう。
迷ったときの確認先
どの給付を申請できるのか分からない場合は、目黒区地域保健課の地域保健サービス係に相談できます。
目黒区 地域保健課 地域保健サービス係
電話:03-5722-9503
所在地:目黒区上目黒二丁目19番15号 目黒区総合庁舎3階
問い合わせるときは、妊娠中か出産後か、子どもの生年月日、現在の住所、すでに受け取った給付があるかを伝えると確認が進みやすくなります。
まとめ
2026年8月時点では、目黒区にベビーカーだけを対象とした常設の購入助成は見当たりません。
一方で、妊娠時と出産後に受け取れる妊婦支援給付金、ゆりかご・めぐろの育児パッケージ、東京都の赤ちゃんファースト、目黒区の新生児誕生祝金など、出産や育児に利用できる支援があります。
まずは、自分が対象になる制度と申請の時期を確認しましょう。電子クーポンやギフトをベビーカーに使いたい場合は、対象商品と利用期限を確認してから商品を選ぶことが大切です。
制度の内容は変更されることがあります。購入や申請の前には、目黒区や東京都の公式サイトで最新情報をご確認ください。












