勤務先への提出や契約、行政手続きなどで「住民票の写しを提出してください」と言われたとき、どこで取るかだけでなく、何を記載すればよいのか迷うことがあります。本籍や続柄、マイナンバーなどは自動的に記載されるとは限らないため、内容を確認せずに取得すると、取り直しになるかもしれません。
地域情報メディア『めぐろデイズ』のエリア担当ライター、コウです。わたし自身、以前に本籍を省略した住民票を用意し、取り直したことがあります。それ以来、住民票は取得方法を決める前に、提出先が必要とする記載内容を確認するようにしています。
この記事では、住民票の写しに記載できる内容、提出先への確認方法、目黒区の窓口・コンビニ・郵送・オンラインでの取得方法を順番に整理します。受付時間や必要書類は変わる可能性があるため、申請前には目黒区の最新の公式案内も確認してください。
住民票の写しに記載される内容
住民票の写しは、住所、氏名、生年月日、性別など、住民登録の内容を証明する書類です。「住民票を取る」という言い方もよく使われますが、区役所から交付される証明書の正式な名称は「住民票の写し」です。
日本人の場合、次のような項目を記載できます。
- 世帯主・続柄
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世帯主の氏名と、世帯主から見た家族などの関係が記載されます。
- 本籍・筆頭者
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戸籍が置かれている場所と、その戸籍の最初に記載されている人が記載されます。
- マイナンバー
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本人に割り当てられた12桁の個人番号です。記載できる用途や提出先が法律で限定されています。
- 住民票コード
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住民基本台帳ネットワークで使用される11桁の番号です。
目黒区では、世帯主・続柄、本籍・筆頭者、マイナンバー、住民票コードなどを原則として省略して交付します。必要な項目がある場合は、申請時に記載を希望する必要があります。
外国人住民の場合は、国籍・地域、在留資格、在留期間、在留カード等の番号なども、記載するかどうかを選べる項目に含まれます。
取得前に提出先へ確認したい3つのこと
住民票を取得する前に、提出先がどのような内容を求めているのか確認します。「住民票を1通」とだけ聞いて取得すると、必要な情報が足りなかったり、反対に不要な個人情報まで記載したりする可能性があります。
提出先には、次の順番で確認すると分かりやすくなります。
世帯全員が記載された住民票と、本人など一部の人だけが記載された住民票のどちらが必要かを確認します。
本籍・筆頭者と世帯主・続柄を記載する必要があるかを確認します。
マイナンバー入りの住民票が必要かを確認します。提出先から指定されていなければ、念のために記載する必要はありません。

「世帯全員か個人か、本籍・続柄、マイナンバー」の順に聞くと整理しやすくなります
提出先から案内書やチェックリストを受け取っている場合は、その内容を見ながら確認すると行き違いを防ぎやすくなります。
本籍や続柄を記載するときの注意点
本籍・筆頭者や世帯主・続柄は、目黒区では原則として省略されます。提出先から必要だと言われた場合は、窓口の申請書やコンビニの操作画面で記載を選択します。
例えば、勤務先や学校、行政機関などから「本籍を省略したもの」「続柄を記載したもの」と指定される場合があります。提出先によって必要な内容が異なるため、自分で判断せず、案内どおりの住民票を取得することが大切です。
住所の履歴や氏名の変更履歴など、通常の住民票だけでは確認しにくい内容が必要な場合もあります。その場合は、何を証明したいのかを窓口へ伝えて相談してください。
マイナンバー入りの住民票を取るときの注意点
マイナンバー入りの住民票は、提出先が必要としていることを確認してから取得します。目黒区では、マイナンバーの記載を希望すると、使用目的と提出先を確認されます。
マイナンバーが記載された住民票を提出できるのは、社会保障、税、災害対策など、法律で認められた手続きに限られます。提出先から求められていない場合は、個人情報保護のためにも記載しないほうが安心です。
本人または同じ世帯の人は、窓口でマイナンバー入りの住民票を請求できます。委任状を持った任意代理人も請求できますが、代理人へ窓口で直接交付することはできません。申請後、本人の住民登録地へ郵送されます。
同じ住所でも別世帯なら委任状が必要
本人と同じ世帯に登録されている人は、本人からの委任状がなくても住民票を請求できます。
ただし、住所が同じでも、住民票上の世帯が分かれている場合は、代理で取得するための委任状が必要です。
親子や夫婦などの家族であっても、住民票上で別世帯になっていれば、同一世帯の人としては請求できません。「家族だから委任状はいらない」と判断せず、同じ世帯に登録されているかを確認してください。
- 本人が取得する場合は委任状不要
- 同一世帯の人が取得する場合も委任状不要
- 同じ住所でも別世帯の人が代理で取得する場合は委任状が必要
- 別住所の家族が代理で取得する場合も委任状が必要
目黒区の窓口で住民票を取得する方法
目黒区では、総合庁舎本館1階の戸籍住民課住民記録証明係と、北部・中央・南部・西部の各地区サービス事務所で住民票の写しを取得できます。
| 申請場所 | 受付時間 |
|---|---|
| 目黒区総合庁舎 戸籍住民課住民記録証明係 | 月曜日から金曜日の午前8時30分から午後5時 土曜日・原則第2日曜日の午前10時から午後4時30分 |
| 北部・中央・南部・西部地区サービス事務所 | 月曜日から金曜日の午前8時30分から午後5時 |
祝日や年末年始、設備点検などによる休業日は利用できません。休日の証明書交付窓口は総合庁舎のみで、地区サービス事務所では実施していません。
窓口で本人または同一世帯の人が請求する場合は、申請書、窓口へ行く人の本人確認書類、手数料を用意します。住民票の写しの窓口手数料は、1通300円です。
休日窓口の開設日は変更される場合があるため、土曜日や日曜日に出かける場合は、目黒区公式サイトで当日の開設状況を確認してください。
コンビニで住民票を取得する方法
目黒区に住民登録があり、利用条件を満たすマイナンバーカードなどを持っている人は、コンビニ等のマルチコピー機で住民票の写しを取得できます。
利用時間は、保守作業日と年末年始を除く午前6時30分から午後11時までです。手数料は1通200円で、窓口より100円安く取得できます。
日本人の場合、コンビニの操作画面で世帯主・続柄、本籍・筆頭者を記載するかどうか選べます。
ただし、次の内容はコンビニ交付では住民票に記載できません。
- マイナンバー
- 住民票コード
- 前住所より前の住所などの異動履歴
- 氏名の変更履歴や通称の履歴
- 転出や死亡などで除票になった人の情報
提出を急いでいても、マイナンバー入りの住民票はコンビニでは取得できません。提出先からマイナンバーの記載を指定されている場合は、窓口または郵送で請求します。
コンビニで証明書の種類や記載項目を間違えても、返品、交換、手数料の返金はできません。発行ボタンを押す前に、世帯全員か個人か、本籍・続柄が必要かを画面で確認してください。
郵送で住民票を請求する方法
窓口へ行く時間が取れない場合は、郵送でも住民票の写しを請求できます。本人や同一世帯の人のほか、委任状を持つ代理人による郵送請求も案内されています。
主に必要となるものは次のとおりです。
- 住民票の写し等申請書
- 本人確認書類のコピー
- 手数料分の定額小為替または現金書留
- 宛先を記入し、切手を貼った返信用封筒
- 代理人が請求する場合は委任状
代理人が郵送で請求する場合、住民票の返信先は委任者の住民登録地です。勤務先や代理人の住所など、別の場所へ送ってもらうことはできません。
郵送には発送と返送の日数がかかります。提出期限が近い場合は、通常郵便で間に合うかを考え、必要に応じて速達などの利用条件を公式ページで確認してください。
オンライン申請で住民票を取得する方法
目黒区に住民登録があり、署名用電子証明書が有効なマイナンバーカードを持っている人は、オンラインで住民票の写しを申請できます。
オンライン申請は曜日や時間を問わず利用でき、発行された住民票は申請者の住民登録地へ転送不要郵便で送られます。手数料は1通300円で、別途送料がかかります。
申請には、マイナンバーカード、カードを読み取れるスマートフォン、専用アプリ、クレジットカードまたはPayPayなどが必要です。
オンラインで申請しても、その場で住民票を受け取れるわけではありません。審査、決済、郵送に時間がかかるため、急ぎの場合は窓口や、必要な記載項目に対応していればコンビニ交付を検討します。
代理人に住民票の取得を頼む方法
別世帯の家族や知人などへ住民票の取得を頼む場合は、委任状が必要です。委任状は、請求する本人または本人と同じ世帯の人が必要事項を記入します。
代理人が窓口へ行く場合は、住民票の写し等申請書、代理人自身の本人確認書類、委任状、手数料を用意します。
本籍・筆頭者、世帯主・続柄、マイナンバーなどの記載が必要な場合は、委任状にも必要な内容を明記しておきます。委任の内容が確認できなければ、希望する住民票を交付してもらえない場合があります。
特にマイナンバー入りの住民票は、委任状があっても代理人へ直接渡されません。本人の住民登録地へ郵送されるため、提出期限が迫っている場合は注意してください。
第三者が住民票を請求する場合は条件が異なる
本人から依頼を受けた代理人と、契約などの正当な理由に基づいて請求する第三者では、手続きが異なります。
第三者が請求する場合は、対象者との関係、使用目的、提出先などを具体的に示し、その内容を確認できる資料の提出を求められることがあります。
第三者請求では、原則として個人の住民票で、本籍や続柄などを省略したものが交付されます。これらの記載が必要な場合は、その必要性を説明しなければなりません。また、マイナンバーや住民票コードが記載された住民票は、第三者には交付されません。
急いで住民票が必要なときの選び方
住民票を急いでいると、すぐに利用できるコンビニ交付を選びたくなります。しかし、必要な記載内容によってはコンビニを利用できません。
| 必要な住民票 | 確認したい取得方法 |
|---|---|
| 一般的な住民票 | 窓口・コンビニ・郵送・オンライン |
| 本籍・続柄入り | 窓口・コンビニ・郵送・オンライン 申請時に記載を指定する |
| マイナンバー入り | 窓口・郵送 コンビニでは取得不可 |
| 住民票コード入り | 窓口・郵送 コンビニでは取得不可 |
| 住所や氏名の履歴が必要 | 窓口または郵送で事前に相談する |
まず提出先に必要な内容を確認し、その内容に対応できる取得方法の中から、期限に間に合うものを選ぶのが確実です。
住民票の取り直しを防ぐための確認事項
住民票を申請する前に、次の内容を一枚のメモにまとめておくと、窓口やコンビニで迷いにくくなります。
- 世帯全員の住民票か、個人の住民票か
- 世帯主・続柄を記載するか
- 本籍・筆頭者を記載するか
- マイナンバーを記載するか
- 何通必要か
- 提出期限はいつか
手数料、受付時間、休日窓口の開設日、必要書類は変更される可能性があります。申請する直前に、目黒区公式サイトで最新の内容を確認してください。
住民票を取得する前に記載内容を確認しよう
わたし自身、本籍を省略した住民票を用意してしまい、取り直した経験があります。取得する場所ばかりを先に考え、提出先が必要とする内容を十分に確認していなかったことが原因でした。
これから住民票を取るなら、まず提出先へ「世帯全員か個人か」「本籍・続柄が必要か」「マイナンバーが必要か」の順に確認してみてください。
必要な記載内容が分かれば、窓口、コンビニ、郵送、オンラインのどの方法が使えるかを判断しやすくなります。急いでいるときほど取得方法から決めず、必要な内容を先に確認することが、取り直しを防ぐ近道です。












